妻に過去の失態を蒸し返される夫が知らない心理 思い出すたびに傷つくから都度謝る必要がある
女性の会話は、共感で始まり、共感で終える。
誰かが、自分の身に起こった「大変だったこと」「ひどかったこと」を訴えたとき、女性はみな、無意識のうちに、同じことをする。それは、深い共感と、過去に自分の身に起こった同様の体験のプレゼントだ。「わかるわ~。私にも、こんなことがあった」という返し方である。
「昨日、客に、こんなことを言われたの。へこんだわ~」
「わかるわ~。それ、へこむよね。私なんて、こんなこと言われた」
「先週、ぎっくり腰、やっちゃって」
「うわ、ぎっくり腰は痛いよねぇ。私なんて、ベランダで動けなくなって、1時間はそこにいたっけ」
自分に同様の体験がない場合は、他人を引き合いに出してでも、それをする。「ぎっくり腰やっちゃって」「え~、大変。ぎっくり腰って、痛いのよねぇ。私はなったことないけど、京都の叔母が泣いてたもん」
話し相手が、京都の叔母を知らなくても、そんなことはかまいやしない。とにかく、なにがなんでも、共感+同じ体験返し、である。
多くの男性は、この掟を知らない。だから、いきなり「こうすりゃいいのに」とアドバイスを返したりして、ムカつかれるのである。
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