西武「レッドアロークラシック」が果たした役割 4月に定期運行終了、今年で完全引退なのか
ニューレッドアローと比べて大きく変わったのが車体の色である。
内装には特に手を加えていないが、レッドアロークラシックとして運行を開始した当初は、「西武鉄道のあゆみ」というテーマで座席の背面に昔の西武線の駅や初代のレッドアローの写真などを貼っていた。
先に、西武の特急運行に触れたが、西武の特急は池袋線と新宿線で運行系統が分かれており、レッドアロークラシックは池袋線の特急で運行された。だが、何らかの事情で車両が足りなくなると、池袋線と新宿線で適宜車両の融通が行わるというのも西武のやり方で、レッドアロークラシックが応援で新宿線を走る、などということもあった。
今年で検査期限が到来?
西武では臨時の特急運行も都度行われ、西武ドーム(メットライフドーム)でナイターやイベントが行われると、最寄りの西武球場前を発着する臨時特急が設定されるといった、柔軟な運行が行われている。
これ以外にも、レッドアロークラシックを使用した臨時列車が運転され、2015年3月には「西武鉄道 国分寺―本川越駅間 開業120周年」を記念して特別記念電車が運転されたほか、2011年12月には西武新宿から拝島行きの臨時特急が夜間に運行され、これにもレッドアロークラシックが使用された。
拝島行きの臨時特急は、拝島方面への着席列車を試験的に運行した要素があり、この結果2018年から運行を開始した拝島ライナーにつながっている。
先の通りレッドアロークラシックは池袋線で活躍してきたが、2020年に池袋線の特急が臨時特急を除いてラビューで統一されると、新宿線に転用されて特急小江戸で運行された。
1993年に運行を開始したニューレッドアローこと10000系は、ラビューの登場に伴い、12編成のうちすでに6編成が廃車となった。レッドアロークラシックとして運行する10000系の10105編成は、1994年に登場し、先の通り2011年にレッドアロークラシックの塗装に塗られた。西武の車両は、埼玉県日高市にある武蔵丘車両検修場で検査が行われているが、10105編成は2017年に大規模な検査を受けている。法令上の検査期限から概算すると、今年で期限切れとなりそうだが、検査期限切れで引退ということになるのだろうか。
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