楽天はサブ?携帯「格安新プラン」の得な選び方 自分のライフスタイルに合わせて比較する

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高速通信をたっぷり利用したい人には、auのpovo(ポヴォ)に分がある。

大手3社の新プランは、データ通信量が20GBを超過しても低速(1Mbps)ならネットを利用できるため、「YouTubeの普通の動画なら十分見られる」(三上氏)。それでも高速通信を使いたい場合、povoならば200円(税抜き)の「データ使い放題24時間」をトッピングするとデータ容量を気にせず高速通信が可能になり、映画を高画質で1日中楽しむこともできる。

「自宅にネット回線がない人にもおススメ。平日は使わず土日だけ1回200円ずつ払っても、1カ月2千円弱。プロバイダーと契約するよりお得です」(三上氏)

三上氏は、海外へ行く機会が多い人は「ahamo一択」だと言う。

「画期的なプラン。通常、日本で契約したスマホを海外で使うと別途、料金がかかりますが、ahamoは通常プランに海外でのデータ通信も含まれる。82カ国・地域で使えて、SIMの切り替えなど面倒な作業も不要です」

(週刊朝日2021年4月23日号より

大手3社の牙城を崩したい楽天は1GBまでなら0円、3GBまでなら980円、20GBまでなら1980円(いずれも税抜き)と、料金可変の「Rakuten UN‐LIMIT VI」を開始。LINEに似たトークアプリ「Rakuten Link」を使えば国内通話とSMSが0円になる。加入者は楽天市場のポイント還元率が高まるのもお得だ。

電波の不安定さも解消に向かっている

弱点は基地局が少ないゆえの通信の不安定さ。4GのLTE回線などで約99%の人口カバー率を誇るほか3社に比べ、楽天は2020年末時点で73.8%。三木谷浩史社長は目標を5年前倒しして基地局設置を進め、21年夏ごろに人口カバー率96%を達成すると宣言している。カバー未達エリアは、提携するauのネットワークを間借りする「ローミング」を実施中だ。

「契約上、楽天のカバー率が7割を超えたエリアについてauは契約を切ることができるそうです。これにより、川崎駅などは一時期auローミングができず圏外になりました(現在解消済み)。ただ、楽天は基地局設置を頑張っているので、ずっと続くことはないでしょう」(三上氏)

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