誰でも「高速学習」が身につく「FASTER」の法則 全米トップ「脳トレーナー」が教える6つのコツ

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その状態を作るには、学習する場所での動作を工夫したり、席に着いて始める前に気分を盛り上げたりするといい。姿勢を変える、深呼吸するといったことがお勧めだ。エネルギーに満ちてやる気が高まるまで、立ったり座ったりしてみよう。これから学ぶことや、その新しい知識を使ってすることでどんなメリットが得られるかを想像してワクワクしよう。

忘れないでほしい、あらゆる学習は学ぶ人の状態に依存しているのだと。「うれしい」「心が躍る」「好奇心をそそられる」といった状態を意識して選ぼう。

Teach(教える)

学習効率を一気に上げたいなら、だれかにその情報を教えるつもりで学ぼう。考えてほしい。学んだことを発表しなくてはならないとなれば、「ほかの人にどう説明するか」を意識しながらその情報を学ぶのではないだろうか。もっと注意を払うだろうし、もっと細かくメモを取るかもしれない。もっと突っ込んだ質問もするかもしれない。「教えることは二度学ぶこと」というのはそういうわけだ。一度は自分で、それからほかの人に教えることで二度学習できるのだ。

また、学習は1人でするとは限らない。人と一緒にすることもできる。だれかを誘って一緒に学んだら、もっと楽しめるだろう。友人と思い出を作れたら、学習はもっと楽しくなる。だれかと学ぶことは、やり抜く助けになるのはもちろん、ともに励む仲間も授けてくれる。

Enter(書き込む)

最もシンプルで強力な個人のパフォーマンス向上ツールはなんだろう? スケジュール帳だ。そこに僕らは大事な予定を書き込む。仕事の会議、学校の保護者面談、歯医者の予約、ペットを動物病院へ連れて行く、などなど。
では、あまり書かれないことは何か。人間的な成長や自己開発の時間だ。予定にないことがやり遂げられる確率は高くない。体や脳のトレーニングを「忘れたまま」1日が過ぎてしまった、ということにもなりがちだ。

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