苦手な人が多くて「生きづらい人」に必要な視点 嫌いなままでいい、ダメだと感じたままでOK

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

でもそれを相手の中に見てしまうから、その人から目を背けたくなります。つまり嫌いな人が多いなら、許せない自分がそれだけ多く自分の中にいるのです。

あなたを苦しめる、あなたが許せない自分の一部を持ったイヤな人。

これは、苦手なら気にしなければいいとか、関わらない、ブロックすればいいといった単純な対処ではもったいないです。

許せない自分を「これは自分ではない」と封じてしまったら、それこそ堂々巡りです。きっとこれまでも、ダメな自分を自分に禁じるという頑張りを精いっぱいやってきました。そのやり方をそろそろ、変えてみてもいいはずです。

嫌いな人は、あなたが本当の自分に出会うために現れる

いま必要なのは、フタをしてぎゅーっと押し込めていた自分のイヤな部分への憎しみを少し、ゆるめてやること。「許す」ことだと思います。

これは何日も掃除していない排水口を、恐るおそるのぞくようなイヤな作業です。だから嫌いなままでいいし、ダメだと感じたままでもOK。一旦見てみてつらくなったらフタを閉めるのもアリでしょう。

それでもまた、しばらくしたら開けてみてください。目的は「ダメなところを直す」ではなく、「それも自分の一部なんだ」と少しずつ受け止めることです。受け止められたとき初めて「じゃあどんな自分でありたい?」と改めて思い描くことができます。

実はこの時点で、あなたはどんどん本来の自分に近づいています。少なくとも、イヤな自分を見て見ぬフリして、「いい人」を装ってきたあなたではなくなります。

すると周囲の人が見せてくる反応も変わってきます。苦手な人への嫌悪感も同様に少しずつゆるんでくるでしょう。彼らの存在が本当に気にならなくなってくるから不思議です。

「運は人の縁が運んでくる」なんてよくいいますが、それは苦手な人との縁であっても、同様に当てはまる法則だと私は思います。

嫌いな人の嫌いな部分と同じ形をした「種」を、私たちは必ず自分のどこかに持っているものなのです。

アルファポリスビジネスの関連記事
責任感の強い人が陥りがち……役に立つ人間を演じてしまう理由
等身大の自分で最大限の力を発揮するために、ひとつだけ意識してほしいこと
自分でさえ気づかなかった「自分の価値」の見つけ方

アルファポリスビジネス編集部

アルファポリスはエンターテインメントコンテンツのポータルサイト。小説、漫画、書籍情報などを無料で配信。最近はビジネス系の記事にも力を入れている。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事