ミクシィ森田社長、「10年は社長やります」

本業は「新しい価値」を生むこと

モンストは900万ダウンロードの大ヒットになった(撮影;梅谷秀司)

前編はこちら

 

山田:就任したばかりではありますが、森田さんはどのくらい社長を続けるつもりですか。新しいヒット事業が誕生して、「こいつのほうが向いてるな」となれば、「俺は引き続きモンストを担当するから、お前が社長をやれ」というように柔軟に交代していくのでしょうか。それとも5年、10年続けるつもりですか。

森田:僕としては、もちろん5年10年続けるつもりでいます。いまは再生フェーズが終わって、再成長フェーズに移る段階です。やはり僕は成長し続けたいと思っていますし、僕自身はやりきりたいという意識も強い。

山田:なるほど。10年となると、かなり先になりますね。

森田:そうですね。笠原がミクシィを始めてから今年で10年ですから。

山田:まずは目の前から一歩一歩進んでいく考え方と、ゴールを設定してそこを目指す考え方があると思いますが、どちらですか。

森田:たぶんゴールはないんでしょうね。ないと思いますけど、新しい価値を生み出し続けていく会社でありたい。そして、社員がミクシィの社員であることに喜びを持てる会社でありたいですね。

山田:「世界ナンバーワン事業を10個以上持つ」とか、「子会社を1000社持つ」などの目標があるほうが、勢いが付くのでは?

森田:僕自身はどちらかというと事業型なので、新しいサービスを出してユーザーに喜んでもらえば、結果として売り上げが付いてくると本当に思っているんですよ。だからとにかく新しいサービスをたくさん出したいという気持ちが強い。

オンラインとオフラインを繋ぐのが仕事

山田:新しいサービスとはいえ、ネット関連ですよね?

森田:当面はそこが主軸となると思います。ただその一方で、O2Oというか、インターネット発でオフラインの事業になるものもある。たとえば婚活サイトのyoubride(ユーブライド)などのつながりは本当にオフですよね。ミクシィも基本的にはオフ会があったりする。

僕らはなんというか、インターネットを使ってオフラインのつながりを作っていくのが好きなんでしょうね。モンストもそうです。僕らスタッフもフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションが好きな人たちが多いので、そういうサービスが一つ軸としてあると思います。

山田:オンとオフとをつなぐサービスが、これから一番伸びるところかもしれませんね。

森田:僕らはずっとそればっかりやっていた時期があったので(笑)、体に染みついているのかもしれない。

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