「朝から集中できる人」が寝る前にやっている事 机の上を片付けるだけでも翌朝の調子が変わる

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こうしたことを通して意志力を消費してしまうと、人は簡単に誘惑に負けたり、早く諦めやすくなることがわかっています。すると、大切な判断をしなければいけないときに冷静さを欠いたり、挑発に過剰に反応してしまってトラブルが起きやすくなるのです。

1日中意志力を使ってきたわけですから、疲れている夜ほど誘惑に負けやすくなるのは当たり前といえるでしょう。

朝に向け「夜のルティーン」を作る

意志力のなくなった時間に誘惑に対抗するには、余計な選択や我慢、感情を使わずにすむように、「夜のルーティン」をつくることをおすすめします。僕がおすすめする「夜のルーティン」は以下の4つです。

・ 翌朝の「理想の状態」をつくる
・ 読書
・ スマホを別の部屋に置く
・ 感謝することを考える

まず、「翌朝の『理想の状態』をつくる」については、僕の場合「デスクの上のものをすべて片づける」ことになります。朝せっかく早く起きても片づけからスタートしては、朝イチの意志力を消費してしまいます。朝は座ったらそのまま仕事ができるような状態にしておくのが理想です。

ちなみに、人が集中を途切れさせてしまう大きな原因となるのが視界から入ってくる余計な情報です。今やるべき仕事以外のものが目に入ると「ああ、あの件でメールを忘れていた」とか「この書類の締め切りはいつだったっけ?」というように別のことを連想して集中を途切れさせてしまいますから、机の上には何も置かないことをおすすめします。

すべてのものを収納できないという場合は段ボール箱を用意して、机の上のものをいったんすべて移し、まっさらなデスクにするだけでも効果があります。

寝る前の習慣として絶対にハズせないのが読書です。熱心な読書家として知られるビル・ゲイツ氏は、寝る前には必ず1時間の読書をしているそうです。

読書には、知識を得るという利点はもちろんのこと、ストレスを下げ、記憶力を向上させる効果があります。2009年のエセックス大学の研究によると、1日わずか6分読書をするだけでもストレスレベルが最大68%も下がることがわかっており、また読書の習慣がある人は、年齢を重ねたときに認知機能の衰えが平均で32%も減少したというイギリスの研究報告もあります。

能力アップにもストレス解消するにも、大きなメリットがあるのが読書といえるでしょう。

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