あなたにも出来る! 社労士合格体験記(第5回)--いったん再就職はしたものの…

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あなたにも出来る! 社労士合格体験記(第5回)--いったん再就職はしたものの…

2004年2月4日、いつものようにハローワークでパソコン検索をしていたら、魅力的な求人が目に留まりました。世界の美女が集うコンテストの、事務局スタッフの募集です。

トントン拍子の再就職

必要不可欠な要件は世界中のエージェントと交渉できる英語力。そして中国で初めて世界大会を開催するため、中国語の能力も考慮されるとのことでした。ちょうど結果の出た、語学の資格を活用できるはず。そして、放送局時代にイベントを担当していた経験も、プラスに働くに違いないと心躍りました。

2月12日、早速面接に行くことになりました。役員と担当部長の面接でしたが、あまりの感触の良さに、こちらがたじろぐほどでした。なんとその場で内定が出て、すぐに出社日が決まりました。ちょうどその晩は新宿で、私の韓国語の先生、朴さんと我々夫婦の3人で、韓国風豚の焼肉を食べる約束をしていたので、うれしい再就職祝いになりました。

「さすがは翠さん」と自分のことのように喜んでくれた朴さん。豚肉を片手に「これぞトントン拍子」とはしゃぐ妻。私も新たな職場にワクワクする楽しい晩餐でした。

人生は甘くない

しかし、出社してみるとどうも様子が変でした。どうやら私の前任者が解雇されて、入れ替わりに私が採用されたようなのです。そんな訳で仕事の引き継ぎもまったくなし。パソコンに残っているデータと格闘し、過去のメールのやりとりを確認しながら、各国のエージェントに秋の大会へ向けて、案内を送る作業が始まりました。ほとんど手探り状態でしたが、次第に相手先からの反応も増えて、少しずつ先が見えてきました。

ただ、開催地の中国側と日本側の思惑に違いがあり、その度に私は右往左往。それでも1カ月後に、中国側のメディア説明会が開催されることになり、中国への出張が決まりました。表向きは大歓迎を受けましたが、スポンサーをどちらが獲得するかなどの、思惑のズレはさらに鮮明になってきました。

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