新型コロナウイルス禍の中で米ロビンフッド・マーケッツが提供する株式取引プラットフォームは多くのデイトレーダーを引き寄せて注目を集めたが、個人の投資熱は米投資信託運用会社フィデリティ・インベストメンツの経営者一族に多大な利益をもたらした。
同社の2020年の営業利益は72億ドル(約7800億円)と過去最高を記録し、リテール口座数は17%増えて2600万口座に達した。アビゲイル・ジョンソン最高経営責任者(CEO)の資産は33億ドル増の265億ドルと、女性では世界8位の富豪となった。
アビゲイル氏と父エドワード(ネッド)氏らジョンソン一族はフィデリティの親会社FMRの株式の約半分を所有。世界の資産家500人を対象とするブルームバーグ・ビリオネア指数の最新番付によると、一族の資産は計約600億ドルに膨らんだ。
アビゲイル氏(59)は14年に父親の後任としてCEOに就任。フィデリティは3兆8000億ドルを運用する。
原題:Trading Frenzy Lifts Johnson Family Fortune to $60 Billion(抜粋)
著者:Devon Pendleton
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