損害保険は業界再々編でも収益力強化は道半ば、世界水準の厚い壁


 巨大新会社の発足、株式上場--4月1日、国内保険業界は新たなスタートを切った。

三井住友海上グループホールディングス、あいおい損害保険、ニッセイ同和損害保険が経営統合した「MS&ADインシュアランスグループホールディングス」(以下MS&AD)、損保ジャパンと日本興亜損害保険の統合による「NKSJホールディングス」(以下NKSJ)の誕生で、損保業界は東京海上グループとともに「3メガ体制」となった。

一方、生保業界では国内2位の第一生命保険が、大手として初めて相互会社から株式会社に転換。NTT以来の大型上場としても注目を集めた。

飽和した国内市場 群雄割拠の海外市場

しかし、本番はこれから。「メガ」というのはあくまで国内のレベルであり、決して安泰ではない。3社統合で日本一の損保グループに躍り出るMS&ADですら、世界で比べると時価総額はトップ10にも入らない。相互会社時代、第一生命が日本生命とともに世界規模の生命保険会社だったのも、過去の話だ。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 映画界のキーパーソンに直撃
  • 晩婚さんいらっしゃい!
  • 親という「業」
  • コロナ後を生き抜く
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
正規と非正規「格差訴訟」<br>判断が分かれた最高裁判決

非正規労働者が年末年始の待遇や病気休暇などについて正社員との格差是正を訴え、最高裁は格差は不合理で違法とする判決を出しました。一方で賞与や退職金についての格差是正はほぼ全面的に退ける判決も。非正規労働者の待遇は改善するのでしょうか。

東洋経済education×ICT