現代自動車「アップルカー生産交渉は中断」 現代自側の情報による報道でアップルが激怒
アメリカ・アップル社が計画している「アップルカー」の生産について、韓国の現代自動車グループが「アップルとの自律走行車両の開発に関する交渉を進めていない」との公式立場を明らかにした。2021年初から、両社がアップルカー製造で協力するとの報道が流れていたが、これを否定したことになる。
アップルとの協議再開は不透明
現代自動車側は「自律走行の電気自動車事業について、多くの海外企業と協業を検討しているが、まだ決定されたものはない」と説明した。2021年1月に同社はアップルと交渉していることを否定しなかったが、今回の発表ではアップルとの協議が進められていないとよりはっきりと現状の立場を示したことになる。
発表直後となる2月8日午前の韓国株式市場では、現代自動車株と関連株の株価が急落している。2月5日はアメリカ・ブルームバーグが消息筋の話として、アップルが電気自動車の開発に関する現代自動車との交渉を最近中断したと報道していた。
ブルームバーグは、この数年間の開発プロジェクトやそのサプライヤーに関する情報を秘密にしてきたアップルが、関連報道が出てきたことに強い不満を示しており、それにより両社の交渉がいつ再開されるか不透明だと伝えている。アップル特有の秘密主義が、現代自動車との交渉を決裂させたということだ。