松本潤が家康「ジャニーズ大河」に隠された野望 「キムタク超え」は実現するか
2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』の主演に、嵐の松本潤(37)が決まった。
早くも高まる「松潤大河」
ネットでは、数日前から大河ファンの間で重大発表があるらしいとの声が出ており、発表後には嵐ファンが松潤版徳川家康について「家潤」と呼ぶか「徳潤」と呼ぶかという論争を展開。国民的時代劇と国民的アイドルのコラボは、すでに大きな期待を集めている。
脚本は『コンフィデンスマンJP』シリーズ(フジテレビ系)などで知られる古沢良太。大河の歴史に新風が吹き込まれそうだ。
ちなみに、松潤は一昨年、NHKの単発時代劇『永遠のニシパ~北海道と名付けた男松浦武四郎~』に主演したが、連続時代劇は初めてだ。NHKの公式動画の中でも、
「嵐という船を一度降りて、新たな冒険の先を見つけようとしている僕にとって、こんなに大きな挑戦はありません」
と、コメント。プレッシャーとやる気が混在する心境なのだろう。
というのも「ジャニーズ大河」にまだ本当の大ヒット作はないからだ。
1972年、歌手デビュー前の郷ひろみが『新・平家物語』で俳優デビューを飾って以来、ジャニーズと大河の付き合いは約半世紀に及ぶ。その間、さまざまな出来事があった。
初めて主役を務めたのは東山紀之で、1993年の『琉球の風』。ただし、いつもの通年ではなく半年間放送というイレギュラー作品だった。
その次が2004年の『新選組!』で近藤勇を演じた香取慎吾。若者に支持され、DVDが記録的セールスを達成したものの、年配層の反応は今ひとつで、視聴率は右肩下がりになってしまった。
また、このときはスケジュールをめぐる問題も浮き彫りに。大河の主役となれば、1年以上にもわたってそれ1本に集中することが求められる。だが『SMAP×SMAP』(フジテレビ)などのレギュラーバラエティーを抱えていた香取にとってそれは無理な話だ。現場からは不満の声も上がったという。