人気沸騰ウイスキー「注目高まる」3つの生産地 ビジネスパーソンの教養としてのウイスキー
現在のウイスキー生産・消費量ナンバー1はインドです。人口約12億人のインドは、世界のウイスキーの約半分の量が消費されている国です。また、生産量においても、世界ランキングトップ10のうち7ブランドがインド産ウイスキーという状況です。
インドでウイスキーが飲まれ始めたのは18世紀、インドがイギリスの植民地だった時代に、インドにいるイギリス兵のためにスコットランドのウイスキーが大量に輸入されていました。1820年後半にはインド国内に蒸溜所が誕生したようです。世界の品評会で賞を獲得するインディアンウイスキーも登場し、国際的な評価も高まっています。
フランスのウイスキー蒸溜所の特徴は、さまざまなスタイルでウイスキーを造っているところです。ウイスキーの熟成にはワインの樽を用いている場合が多く見られます。フランスでは、昔からブランデー、コニャック、アルマニャック、カルヴァドスなど、さまざまな蒸溜酒を造ってきた歴史があります。
フランスでのウイスキー造りは、ブルターニュ地方で始まりました。ブルターニュ地方はケルト系ブルトン人の文化が強く残っている地域です。スコットランド、アイルランド、ウェールズとブルターニュ地方はケルト文化圏としてリンクしているため、ケルティックウイスキーを造ろうという動きもあるようです。
ウイスキーに40年関わってきた私から見ても、ウイスキーがこれほどさまざまな角度から注目されていたことはありません。今こそ、ウイスキーについて知るには最適なタイミングといっていいでしょう。
2度目の緊急事態宣言を受け、オンライン飲み会などで友人や仕事関係者と飲む機会がまた増えてきそうです。そういったときに、ウイスキーにまつわる裏話をしてその場を盛り上げることができれば、ビジネスでもプライベートでも一目置かれるかもしれません。
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