「鬼滅」のコスプレで叶姉妹が絶賛される理由 叩かれる人と叩かれない人の「差」

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「叶姉妹は『鬼滅の刃』がヒットする以前から、『ジョジョの奇妙な冒険』や『ファイナルファンタジー』、ディズニー作品などのコスプレにも挑戦されていて、コミックマーケットなどのサブカルイベントにも積極的に参加されていました。

GACKTさんも、オタク趣味であることは広く知られていて『鬼滅の刃』ブームのはるか以前からコスプレをされていましたし、なかやまきんに君さんもプライベートでコミケに参加、『HUNTER×HUNTER』のコスプレを披露したことが話題になっていました。

そうした、もともとマンガ好き、アニメ好き、サブカル好きというイメージのある方たちの取り組みに対しては、作品やコスプレのファン、サブカルチャーそのものを愛するファンの方たちも寛容で、好意的な評価に繋がっているのではないでしょうか

「もともと好きか」そのイメージが左右する

では、多くの芸能人が批判を受ける結果になってしまったのは、なぜ?

「もともとマンガやアニメ、サブカル好きというイメージがあり、それが広く認知されている方の場合は、“コスプレに挑戦する”という行為も受け入れやすいのですが、そうしたイメージがない(または世間にアニメ好きを知られていない)方たちがコスプレに挑戦されると“『鬼滅の刃』がはやっているから、それに便乗したのだろう”という悪いイメージが先行してしまい、結果的にご指摘にあるような“批判を浴びる”状況になってしまったと考えられます。

個人的には、“はやっているものを取り入れて、それを自分なりに楽しむ”というスタイルは、一般人、芸能人を問わず、批判されるものではないと考えているので、とても残念に思いましたが……。

著名な方たちにどんどん挑戦してもらうことで、“コスプレは初心者でも気軽に楽しめる趣味”であることの宣伝にもなると思うのですが、そうしたムーブメントに対しては、否定的な捉え方をされる層がいることも事実だと思っています」

ちなみにソムタム田井さんは、プロのコスプレイヤーの取材&撮影も行っている。コスプレイヤー界隈では、2019年にテレビアニメ版が放送されていたころから、すでに『鬼滅の刃』は人気のある作品だったという。

放送期間中(2019年4月~9月)に開催されたコミックマーケットには、『鬼滅の刃』のキャラクターに扮したコスプレイヤーが大勢参加。“併せ(同じ作品のコスプレイヤー同士で集まり、集合写真の撮影を行うこと)”を楽しむグループも各所で見られました。

その人気は放送終了後も衰えず、2019年下半期には、コスプレイベントにおける常連タイトルの1つとしてすっかり定着しました。どのイベントに参加しても、同作のレイヤーを見かけるようになったほどで、それくらいコスプレ界隈では浸透している作品です。

今回、批判を浴びることになってしまった著名人のみなさんも、コスプレを経験されたことで、“コスプレの敷居はそれほど高くない”ということを認識されたと思います。一度で終わらせず、趣味の1つとして、これからもぜひ、コスプレに挑戦していただいて、クオリティーの向上に励んでいただきたいと個人的には思っています

まだまだ終わりそうにない『鬼滅の刃』旋風。最近では、コアなキャラクターのコスプレに扮するなど、“斜め上”を行く発想で楽しませてくれる芸能人たちも増えてきた。叶姉妹はもちろん、批判を浴びてしまった芸能人たちも、一度きりと言わず、また新たなコスプレ姿で楽しませてもらいたい。

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