惜しい!「半沢直樹」後継番組がズレている 「ルーズヴェルト・ゲーム」が中ヒットなのは必然?

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同じTBSで、ほぼ同じ枠で放送されたドラマに、「LEADERS」というドラマ(3月22日、23日放送)がありました。トヨタ自動車の豊田喜一郎元社長(1894-1952)をモデルとした、愛知佐一郎が主人公のドラマです。

こちらも、豪華出演陣に豪華制作スタッフによる力作ドラマでした。

筆者は、経営学の観点から「これはリーダーシップの事例を学ぶドラマだ」と思って興味深く見ましたが、結果は、第1夜、13.7%、第2夜、15.4%でした。これは「ルーズヴェルト・ゲーム」の初回視聴率と近い結果で、この2つの力作ドラマの結果を見るかぎり、やはり「立派な社長」ドラマは、中間管理職のヒーローにはかなわないことがわかります。

ハリウッドで、”最初から社長”が主人公はありえない

ハリウッド制作の、いわゆる「業界もの」の映画やドラマで、社長が主人公のものを筆者は見たことがありません。医療ドラマでも、法廷ドラマでも、圧倒的に多いのが「新人」です。世の中に1万人社員がいたら、全員経験しているのが「新人時代」だからです。

“Can viewers relate to the show or to the character? (番組や登場人物に共感できるか?)”

ハリウッドでは、番組企画の段階で、必ず聞かれる質問です。

仮に、物語の最後で、社長になったとしても、新人、または平社員やアルバイトなど、恵まれない地位にあった主人公が、社長に上り詰める過程を描くのです。映画『ワーキングガール』(1989年、メラリー・グリフィス主演)や『チャンス!』(1997年、ウーピー・ゴールドバーグ主演)などはその典型です。

さて、「半沢直樹」の女性版といわれる「花咲舞が黙ってない」は、初回17.2%(関東地区)で今期の民放ドラマでトップの滑り出しを見せ、好調ぶりが伝えられています。これも主演、助演の職位が大きく影響していると考えられます。

花咲舞(杏):入社5年目の元窓口係
相馬健(上川隆也):出世コースをはずれた中間管理職

この職位の組み合わせはどこかで見たことがありませんか? そう、「相棒」です。

杉下右京(水谷豊):警視庁特命係係長 =出世コースをはずれた中間管理職
亀山薫(寺脇康文):警視庁特命係巡査部長= 正義を熱くふりかざす平社員
甲斐享(成宮寛貴):警視庁特命係巡査部長= 正義を熱くふりかざす平社員
※神戸 尊(及川光博)は、警部補のため例外

 

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