ジープ6車種、乗ってわかった販売絶好調の真因 本格派の安心感+高リセールで競合を迎え撃つ

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5ドアのルビコンは全長が4870㎜と3ドアよりも550㎜長くなるので小回り性能などでは劣るものの、それでも道なき道を進むには十分な性能。2.0リッターターボのサハラは軽快な回転フィールはもちろん、排気量からくる自動車税の負担が少ない点も魅力だ。

チェロキー「トレイルホーク」、グランドチェロキー「リミテッド」も魅力的な走行性能をもつ。

ラングラーと並ぶ白い車両が「グランドチェロキー」。ジープのフラッグシップモデルだ(筆者撮影)

今回とは別の機会にジープ各モデルには舗装路面(オンロード)でも試乗したが、グランドチェロキーはオンロードでの走行も意識した上質な走行特性が印象的だった。

そのグランドチェロキーは2019年に1743台を販売。BMW「X5」(1389台)、メルセデス・ベンツ「GLE」(1358台)、ポルシェ「カイエン」(1041台)、ボルボ「XC90」(1018台)と競合車が多い中、首位をキープした。

ジープ初のプラグインハイブリッドも間もなく登場

ジープは中古車市場でも人気が高い。グランドチェロキーの中古車価格は登録3年後のモデルで新車価格の54%、ラングラーにいたっては登録3年後のモデルで67%をキープする。加えてジープ購入者の平均年齢は40歳(業界平均53歳)と若く、購入者の再購入意思調査でも52.3%のユーザーが「次もジープを購入したい」と希望する。

「プレミアムSUV路線を構築する努力とともに、新立地でのディーラーをFCAジャパンとして7店(うちジープ4店)設け、新しいCIも導入しました。さらに個人ユーザー向けのカーリース商品であるジープ Flat Rideも販売しています」(FCAジャパン広報部)。

市場やユーザーの評価はこうした活動の賜物だ。そして勢いをそのままに、2020年の秋には、ジープ初のプラグインハイブリッド「レネゲード 4xe(フォー・バイ・イー)」が日本市場にも導入される。1.3リッターターボエンジンに11.4kWh のバッテリーと駆動モーターを組み合わせ、50㎞のEV走行(モーター駆動のみの走行)が可能だという。

この先、SUVのプラグインハイブリッド化は世界的に進む。トヨタ「RAV4 PHV」は搭載するバッテリーの生産能力を上回るほどの受注を獲得し、現在、新車の受注を停止するまでの人気ぶりだ。そうした中で、レネゲード 4xeは本来の高いオフロード性能に加えて、前輪を内燃機関による駆動、後輪をモーターによる駆動とした4輪駆動方式を採用する。魅力的な車両価格で登場すれば、また新たなユーザーを開拓することだろう。

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