トランプ再選「可能性は決して0ではない」理由 「2回連続の逆転勝利」に期待する支持者たち

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今年11月3日に行われるアメリカ大統領選挙。ドナルド・トランプ氏の再戦はありえるのか? (写真:Bloomberg/Getty Images)
側近の逮捕が続くドナルド・トランプは今年の大統領選挙にすべてを懸けて臨む。

トランプ再選のシナリオ

2020年アメリカ大統領選の情勢を占ううえで最も重要な指標の1つは、「いかさまヒラリー」と「寝ぼけたジョー」のグーグルでの検索頻度を比較した棒グラフだ。

当記事は「ニューズウィーク日本版」(CCCメディアハウス)からの転載記事です。元記事はこちら

2016年大統領選の共和党候補トランプ(当時)が民主党候補クリントンに付けた蔑称は、最も頻繁に検索されたキーワードの1つだったが、今回のバイデン前副大統領に対する蔑称はほとんどチェックされていない。

単純なフレーズで政敵をおとしめる名人であるトランプは、戦術の失敗に気づき、代わりに「のろまなジョー」を使うようになった。バイデン候補の最初の公の場での演説(民主党全国大会での大統領候補指名受諾演説)は、1980年代に大統領選に初めて出馬して以来の思いを見事に表現したものだったが、9月29日から始まる予定の3回の大統領候補者討論会でも同レベルの説得力とエネルギーを発揮しなければならない。そこでアメリカ史上最高齢の候補者が口ごもれば、トランプの追い上げを許すことになる。

トランプ支持者が2回連続の逆転勝利を期待できる根拠はほかにもある──。

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