男性が管理職になったときに必ずぶち当たる壁 「部下の気持ちなんて、わかりたくもない」

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あるコンサルタントの告白

以前、別の理系男性(精密機械→外資系コンサル勤務)からは、「僕は、とにかくフィクションに興味がないのです」と聞かされたこともあります。

「小説や映画は、たとえば2時間かけて読んだり見たりして、ちょっと感動することはあっても、あとに何も残らないから、損した気持ちになる。その点、ビジネス書は同じ時間をかけて1冊読んだら、仕事に役立つ知識が得られるから好きなのです」と。これも「人の気持ちに関心がない=形あるものにしか興味がない」ことの現れとしたら納得できます。

そのおかげかどうかはわかりませんが、彼はコンサルティング業界においてメキメキと頭角を現し、同期の誰よりも早く出世していきました。

ある経営者の苦悩

さらに別の経営者の友人は、「女性部下から『◎◎さんに、私の気持ちなんてわからないですよ』と言われるとびっくりする。人の気持ちなんてわからないし、わかろうとしたこともない。わかってほしいなら、そう言ってもらいたい」と、愚痴をこぼします。

彼自身は、話していてとても気持ちのいい好人物。冷徹な印象はありません。それでも、気持ちを前面に出してきがちな女性と働くのがどうしても苦手で、何度となく僕のコーチングを受けていました。が、今ではついに「男としか働かない!」と開き直っています。

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