JAL争奪で激しい場外空中戦、外資航空が狙う利権


 デルタは出資金5億ドルやワンワールドからスカイチームへの移籍費2000万ドルも含め、合計約10億ドルの支援額を提示。アメリカンも米投資ファンドTPGと組み、最大11億ドルを出資すると表明している。同じく英ブリティッシュ・エアウェイズのキース・ウィリアムズCFOも「(出資について)アメリカンと協力していく」と話すなど参戦者も拡大している。

渦中のJALは「年内にも(どちらか)決めたい」(西松遙社長)とするが、企業再生支援機構へ支援要請中で当事者能力はないに等しい。しかも、抜本的なリストラを断行すれば、外資航空からの支援金は簡単に吹き飛ぶ。過熱する場外戦が決着したところで、JAL再建の道筋はなお視界不良のままだ。

■業績予想、会社概要はこちら

(冨岡 耕 撮影:尾形文繁 =週刊東洋経済)

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • トクを積む習慣
  • 就職四季報プラスワン
  • 晩婚さんいらっしゃい!
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
ZOZOに立ちはだかる<br>「ゾゾ離れ」より深刻な課題

盤石だったZOZOの収益基盤が揺らぎ始めた。常時割引の有料会員サービスで混乱を招いたが、さらに深刻な事態が。今年度の通期業績が上場後初の営業減益になる見通しとなったのだ。上場以来最大の正念場を乗り越えることができるか?