週刊東洋経済 最新号を読む(5/23号)
東洋経済オンラインとは
ライフ

「アメトーーク!」がフジの番組を特集した衝撃 「ザ・ノンフィクション」を異例の深堀り

8分で読める
  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
2/4 PAGES
3/4 PAGES

その間、「人生が変わる1分間の深イイ話×しゃべくり007合体SP」(日本テレビ系)に「ノーサイド・ゲーム」で俳優業に挑んだ元日本代表主将・廣瀬俊朗さんが局の壁を越えて出演。「日本テレビのラグビーワールドカップとTBSの『ノーサイド・ゲーム』の両方をPRする」という異例のコラボが見られました。

もう1つ特徴的なのは、「一緒にやろう2020」という民放テレビ5系列114局共同プロジェクト。これは、ふだんライバルとして競い合っている民放各局が「より良い社会を作る」という理念のもとに共同企画を行うものであり、日本テレビの髙橋利之プロデューサー、テレビ朝日の加地倫三プロデューサー、TBSの江藤俊久プロデューサー、テレビ東京の伊藤隆行プロデューサー、フジテレビの黒木彰一プロデューサーという各局の顔がそろい踏みしています。

また、その第1弾として昨秋に各局の番組が参加した「捨てたくなるゴミ箱選手権」が行われたほか、東京オリンピックまで半年に迫った1月24日には「民放同時放送!一緒にやろう2020大発表スペシャル」が生放送され、日本テレビの桝太一アナ、テレビ朝日の弘中綾香アナ、TBSの安住紳一郎アナ、テレビ東京の竹崎由佳アナ、フジテレビの宮司愛海アナが集結しました。

テレビマンの意識は変わり始めている?

まだスポーツのビッグイベントに絡めた形が多いものの、ここ数年間ドラマやバラエティーで局の壁を越えたコラボがジワジワと増えているのも事実。「自局の視聴率だけではなく、テレビ全体の視聴量を増やしていこう」という動きも見られるなど、一部ではありますが、テレビマンたちの意識は変わりはじめているのかもしれません。

昨秋、国民的アニメの「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」(テレビ朝日系)が金曜ゴールデンタイムから土曜夕方に移動するという出来事があり、営業的な戦略によるものとは言え、ネット上には批判的な声が見られました。テレビ朝日にとってはもちろんテレビ業界の財産にも見える「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」ですら厳しい状況にあることが白日の下にさらされたのです。

次ページが続きます:
【似た番組で僅差の視聴率を争っていていいのか】

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象