「レンタルなんもしない人」が絶対頑張らない訳 お金や友だちは本当に重要なのか
僕が今「なんもしない人」に行き着くまでの間に悩んでいたようなことも、しかたがなかった。それって頑張って解消しようとしなくてよかったのだな、と。
やらなくちゃいけない世界なんてない
――不登校についてはどう思いますか?
よいとか悪いとかはわからないです。その人に対する責任は誰にも負えません。
ただ、行きたくないなら行かなきゃいいと思います。僕自身、やりたくないことをやらなくてもいいと思っているし、やらなくちゃいけない世界なんてないと信じているからです。
それを裏づけるために、僕はやりたくないことはやらないようにしています。僕は実験できる環境にあるから今の活動ができるけど、やりたくないことをやらなくなった結果、死んでしまうというのも含めて「大丈夫だ」と思っています。
結果的に死んでしまっても、こういうふうに死ぬのかとか、こういうふうに活動が終わるのかというのも含めた実験でもあるので、そういう覚悟があればいいのかなと思います。
――ありがとうございました。
(聞き手/木原ゆい)
レンタルなんもしない人/1983年生まれ。出版社勤務、フリーランスのライターを経て、2018年6月から「レンタルなんもしない人」の活動を始める。著書に『〈レンタルなんもしない人〉というサービスをはじめます。』(河出書房新社)、『レンタルなんもしない人のなんもしなかった話』(晶文社)などがある。
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