「ケンタッキー食べ放題」が圧倒的人気呼ぶ理由 ケンタの利用は「クリスマスだけ」という実態

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右上からキール(胸)、サイ(腰)、ドラム(脚)、ウイング(手羽)、リブ(あばら)。部位の違いを味わい分けてみるのもおすすめ(編集部撮影)

フライドチキンは鶏丸ごと1羽を、キール、ウイング、リブ、サイ、ドラムという5種類9ピースの部位にカットしてつくる。それぞれ脂肪の量であったり、肉の味わいが異なる。

しかし一般の店舗では、1ピース単位で購入する場合、部位を指定するのは原則NG。偏った部位にだけ注文が集中すると、部位ごとに余剰、不足が出てしまい、フードロスにつながるためだ。

しかしKFCレストランでは、好きな部位だけを選んで食べてもよいし、さまざまな部位を食べて味の違いを実感することもできる。

例えば、子どもに人気があるのは、骨の部分をつかんで食べやすいドラム。調理スタッフの推奨はウイングだという。手羽先、手羽元の2つの味を感じられるからだそうだ。また、希少性ということでいえば、キールに軍配が上がる。ほかは1羽の鶏から、左右それぞれ、2ピースずつとれるが、胸の部分であるキールは中心から1つしかとれないためだ。脂身が少なくサッパリしているのが特徴だ。

創始者オリジナルの復刻メニューも味わえる

ほかにチキンナゲットやビスケット、コールスローといった、KFCならではのメニューも並ぶ。いつもは一口ひとくち惜しみながら食べるコールスローを、ここでは大さじですくって豪快に食べられる。

オリジナルメニューで注目されるのが、まずポテトの蒸し焼きだ。KFCの創始者カーネル・サンダースの手記に残されていたオリジナルレシピを復刻したメニューで、シンプルな調理法ながら、素材そのものの味と食感が豊かに感じられる。

オリジナルチキンのための特製スープカリーは、その名称とおり、オリジナルチキンと共に食べることを想定して調味されている。スパイシーなしっかりした味わいで、チキンを浸しながら食べたり、ほぐしたチキンをスープカリーの中に混ぜて食べると、相乗効果で旨みがより高まる。

(左)オリジナルメニューのポテトの蒸し焼き。カーネル・サンダースの手記に残されていたオリジナルレシピを復刻したメニュー。(右)オリジナルチキンをより多彩に楽しめる、特製スープカリー(編集部撮影)
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