「デコクロ」がじわりと人気、安価な服を自分でアレンジ

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ユニクロなどの服をデコレーションして、自分だけの“一点モノ”に仕上げる--。ベーシックな服にワッペンやテープなどの素材を独自に加える「デコクロ」の人気がじわりと広がっている。ネット上では「デコクロ部」というサイトも話題になっている。

ユニクロの商品が多く使われるが、無印良品やしまむらなども人気だ。共通点は高品質でありながら、安価なこと。手芸専門店チェーン、藤久の伊藤伸一郎取締役商品部長は「量販店で扱う商品の質と値段があってこそ始まったブーム」と話す。1~2年前のブーム初期は、節約志向が背景にあった。ところが500~600円のTシャツでも、素材を増やしてデコレーションすると結局、普通のTシャツ並みの値段がかかってしまう。最近はトータルのコストよりも、独自性や手作り感が大事にされているという。

藤久の場合、自社店舗の客層は40~50歳代の主婦が多いが、デコクロ用に素材を買い求める客は20~30歳代の主婦が主体。ただ、そうした若い主婦は自分で着るのではなく、子ども用に作ることが多い。自分の服にはやや抵抗感が残っても、子ども用なら自由自在に挑戦できるのかもしれない。手芸業界は「若い人が手芸に興味を持ってくれるきっかけになればうれしい」(伊藤氏)と期待を寄せている。

堀川 美行 東洋経済 記者

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ほりかわ よしゆき / Yoshiyuki Horikawa

『週刊東洋経済』副編集長

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