女子大生起業家が学んできたSNSとの距離感 「ファン」と「フォロワー」の決定的な違い

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現在、私のTwitterのフォロワーは約7万人、Instagramは約9000人、YouTubeのチャンネル登録数は1万人ほどです(2019年9月現在)。新聞、ラジオ、テレビなどに毎週出ていてこの人数なので、一般認知度の割にフォロワーは少ないほうだと思っています。

ただ、私のSNSの運用方針として、フォロワー数よりもファン数を重視するようにしています。

なぜフォロワー数よりもファン数を重視するのか。それは私自身、1年ほど前までフォロワー数(当時3万5000人程度)の割にファン数が少なく、ここぞというイベントのときや発信のときに乗ってくれる方が少なくて、とても苦戦したからです。

すべてのフォロワーがファンではない

ですがこの1年、とくに意識的に発信を続けてきたかいもあり、顕著にファンが増えたように感じます。

まず、「Twitterでフォロワーを増やすぞ!」というときに勘違いしがちなのが「便利さとファンであることを同一視」してしまうことです。確かに便利な情報を日々発信していたらフォロワーが増えると思うのですが、その便利さを享受していることとファンであることは別です。

自分のフォロー欄を見返してもらったら、きっと何人かは便利さゆえにフォローしている人がいると思います。では、その人が「イベントをやります!」「クラウドファンディングをします!」となったときに協力するかといったら、どうでしょうか? その人が困り果てたときに、サポートしたい、力になりたいと思うでしょうか?

私だったら、あくまで便利さゆえにフォローしている、つまり利益を享受するためにフォローしているだけなので、そこに対してコストを払うとなったら話は別だなと感じます。LINEに登録しているビジネスアカウントを見直しても、あくまでクーポンのためにフォローしているアカウントは、それ以外ではあまり興味がありません。

また、「見たい」と「見ておいたほうがよさそう」も別物です。

これは私が1年前くらいまで勘違いしていた部分なのですが、フォロワーが増えてもアクティブでない場合はこの可能性が高いです。「世間的に有名な人だし、よく会話の中で話題にもなるので見ておくか……」というやつですね。

例えば、普段の話題のために政治の情報を追っていたとしても、政治が大好きだとは限りませんよね。選挙に超注目しているかと言われても、またそれは別の話。そんな感じです。

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