上沼恵美子「関東人が知らない」圧倒的な魅力 マツコも尊敬する「関西の超大物タレント」

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上沼は2007〜2009年、2016〜2018年に審査員を務めている。歯に衣着せぬ彼女の審査コメントはたびたび物議を醸している。例えば、2017年の大会ではマヂカルラブリーのネタを酷評した。「83点」という低い点数をつけて、司会の今田耕司からコメントを求められても「ごめん、聞かないで」と答えた。そして、こんな言葉を投げかけたのだ。

「一生懸命頑張ってるのはわかるけど、好みじゃない」
「よう決勝残ったな」

上沼から浴びせられた手厳しい言葉に、マヂカルラブリーの2人は呆然と立ち尽くすばかりだった。2018年の大会でも上沼の舌鋒は鋭かった。その審査に対して、出場者だったスーパーマラドーナの武智と2017年の王者であるとろサーモンの久保田かずのぶがネットの生配信動画で不満をぶつけた。

「M-1騒動」発端となった問題の発言

久保田「自分の感情だけで審査せんといてください。1点で人の一生変わるんで。お前だよ、一番右側のクソが」

武智「右のオバハンにはみんなうんざりですよ。明るかったらおもろいんか? 『嫌いです』って言われたら、更年期障害かって思う」

名前こそ出していなかったものの、審査員席のいちばん右側に座っていた上沼を彼らが批判していたのは明らかだった。この動画が話題になると、彼らのもとには批判が殺到した。武智は動画を削除したのだが、時すでに遅し。彼らは公式に謝罪をする羽目になった。上沼に対しても直接謝罪をしたいと申し入れたのだが、本人に拒否されたという。

これらの件では、上沼がどういう芸人であるかということについての個々人の見識の違いが浮き彫りになっていた。マヂカルラブリーが批判されたとき、関西以外の人からは「ひどすぎる」「なんであんなに偉そうなんだ」といった声が多かった。一方、関西の人からは「上沼さんは普段どおり」「あんなの怒っているうちに入らない」という意見が目立った。

上沼と共演して本番中に直接怒られたこともある狩野英孝は、自身のツイッターで「いつも上沼さんに怒られてる僕から言わせてもらったら、マジはもっとすごい。まだまだ、全然。愛ある。」と書いていた。上沼の冷たい態度を「本気」と取るか「パフォーマンス」と取るか、見方が大きく分かれたのだ。

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