バカ丁寧化する日本語 敬語コミュニケーションの行方 野口恵子著

バカ丁寧化する日本語 敬語コミュニケーションの行方 野口恵子著

本書にある問題。漁村の朝市で、笑い皺がいっぱいのおばさんが客に声を掛ける。なんと言っているか。

A「どうぞ、よろしかったら召し上がっていらしてください」、B「おいしいですよ。食べてってください」、C「ほれ、うめえから、食ってけ」

どれが正解とも言えないが、Cが一番しっくりくる。つまり、おばさんの笑顔ともてなしの精神が、敬語など不要にしているわけである。逆に、バカ丁寧な敬語が氾濫する現代社会は、想像力の欠けたマニュアル化された敬語を使っているだけで、相手への真の敬意など持ちえていないと著者は説く。

日本語教師である著者が、敬語の使い方、コミュニケーションのあり方を考察する。

光文社新書 798円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 最新の週刊東洋経済
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • ブックス・レビュー
  • 不妊治療のリアル
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
中高一貫校<br>子どもが幸せになる学校選び

中高一貫校人気が戻ってきたが、学校の選び方は変わりつつある。偏差値だけでない子ども本位の物差しだ。自主性重視か規律重視かなど4要素による「校風マトリックス」やランキングなど、独自の分析で子どもに合った学校が見えてくる。