バカ丁寧化する日本語 敬語コミュニケーションの行方 野口恵子著

拡大
縮小
バカ丁寧化する日本語 敬語コミュニケーションの行方 野口恵子著

本書にある問題。漁村の朝市で、笑い皺がいっぱいのおばさんが客に声を掛ける。なんと言っているか。

A「どうぞ、よろしかったら召し上がっていらしてください」、B「おいしいですよ。食べてってください」、C「ほれ、うめえから、食ってけ」

どれが正解とも言えないが、Cが一番しっくりくる。つまり、おばさんの笑顔ともてなしの精神が、敬語など不要にしているわけである。逆に、バカ丁寧な敬語が氾濫する現代社会は、想像力の欠けたマニュアル化された敬語を使っているだけで、相手への真の敬意など持ちえていないと著者は説く。

日本語教師である著者が、敬語の使い方、コミュニケーションのあり方を考察する。

光文社新書 798円

  

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
パチンコ、「倒産」と「リストラ」ドミノの深刻背景
パチンコ、「倒産」と「リストラ」ドミノの深刻背景
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
パチンコ業界で「キャッシュレス」進まぬ複雑背景
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
イオン、PB価格据え置きの「やせ我慢」に募る憂鬱
「イトーヨーカドー幕張店」激戦区の大改装に差した光明
「イトーヨーカドー幕張店」激戦区の大改装に差した光明
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT