死を招く「キラーストレス」あなたの危険度 度数チェック&対処法は?

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心は常に平らでありたい。しかし、普段とは違うことが起きると、心だけでなく体にも負担がかかる。では、ストレスがキラー(凶器)とならぬようにするには日頃からどうしたらいいのか。

ストレス対策として広まっているのが、呼吸をあるがままに感じながら、今ここにいる自分に意識を向ける瞑想法「マインドフルネス」だ。

これを治療に取り入れている「赤坂クリニック」を訪れた。「患者さんの多くが、働き盛りの30代です」という精神科医の貝谷久宣さんは、こう話す。

「キラーストレスという表現は臨床的にはピンときませんが、大きなストレスで、パニック発作を起こすことそのものが、キラーストレスと言っていいかもしれません。本人にとっては、死ぬかもしれないといった苦しみ。多いのが『時間』に追われるストレス。期限があり、いついつまでに~をせねばならない。そういった物理的なストレスと人間関係の悩み、この2つが危険要因です」

まだ見ぬ未来のことや、周りのことを気にしすぎる人は要注意だという。

キラーストレス5つの対策法

『深い疲れをとる自律神経トリートメント』(主婦の友社)の著者で、鍼灸師の船水隆広さんは、ストレスケアや心の病に対する経絡治療を得意とする。船水さんがすすめるキラーストレス対策法は、次の5つだ。

その1 姿勢を正す
「オランウータンのような前かがみ立ちをやめ、姿勢を正しましょう。すると、きちんと呼吸ができるようになり、酸素が体内にしっかり入っていきます」
その2 ふくらはぎをもむ
「膀胱系の経絡が走っているふくらはぎをしっかりもむことです。足首の少し上にある三陰交というツボを押しましょう」
その3 耳のツボ押し
「耳上部にある神門というツボを押すとイライラが解消され、気持ちも落ち着きます。耳は回しもみをする感じでまんべんなく全体を」
その4 足裏のツボ押し
「湧泉と失眠という二つのツボを押しましょう(注1)」
その5 中指の爪をもむ
「中指は緊張をほぐす指。中指をもむだけでも十分効果がありますが、爪をぎゅっともみましょう。薬指もいいですよ」
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