ダイハツ「新型タント」買うならどのグレードか 競争激しいジャンルでの差別化ポイントは?

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駐車時のアシスト機能が備わる「スマートパノラマパーキングパック」(6万5000円)や「パノラマモニター対応純正ナビ装着用アップグレードパック」(5万5000円)は便利な機能であるが、ナビの選択肢が限られるため、社外ナビを検討しているユーザーは注意が必要である。

ファミリーカーであれば標準グレード

新型タントを購入するのであれば、個人的には「Xターボ」をオススメしたい。装備的には「カスタムRS」と大差ないにもかかわらず、価格差が17万5000円もあるというのが大きな理由の1つだ。

Xターボの後ろ姿(写真:ダイハツメディアサイト)

カスタムRSには運転席側にもパワースライドドアが標準で備わるが、Xターボでも5万円のプラスで装着することができるし、つねに触れる本革ステアリングもディーラーオプションとして2万0300円で用意されている。

カスタムRSでないと装着されない機能は、ハイビームで走行時に対向車を検知すると自動で一部を遮光する「アダプティブドライビングビーム」程度であり、ファミリーカーとして使うのであれば標準グレードで十分と言える。

逆にエアロパーツやアルミホイール、ソフトレザー調シートなどに魅力を感じるユーザーにとっては、プラス17万5000円でこれらの装備が手に入るというのもまた魅力的だろう。

この辺りは個人の主観で選んでいただければいいと思うが、軽スーパーハイトワゴンの中では(いまのところ)唯一の助手席ピラーレスドアの使い勝手のよさは一度体感してしまうと離れられないというから、その便利さを一度確認してみるのもいいかもしれない。

小鮒 康一 フリー(ライ)ター

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こぶな こういち / Kouichi Kobuna

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とするが、実は現行車へのチェックも欠かさない。また、中古車販売店に勤務していた経験も活かし、中古車系の媒体でも活動中。できればどこへでもクルマで行きたいタイプで、電車移動は苦手な部類。通称「フナタン」。

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