「レンジローバーイヴォーク」は何が進化した?

初の全面刷新で乗り心地や注目装備は…

そう聞くとガッカリする人も少なくないだろうが、理由はいうまでもなく、売れなかったからだ。それも日本で売れないのはまだわかるとして、欧米あたりでは売れそうな気もするが、意外や世界的に売れなかったらしい。

それは実用車として日常的に使ううえで問題があることが考えられる。昨今ではこのクラスでもSUVは全幅で1.9m超が当たり前となり、2枚の長いドアを開け閉めしなければならないとなると、日本ほどではないにせよスペースにそれほど余裕のあるわけではないヨーロッパの駐車場では煩わしい思いをするのは否めない。たとえ注目度は高くても、売れなければ廃止と判断されるのもやむなしだろう。

逆にいうと5ドアだってこのとおりスタイリッシュなのだから、それで十分に満足できる人が大半だったともいえる。初代でも購入理由にデザインを挙げたユーザーは、SUVなら普通は多くて半分ぐらいのところ、イヴォークの場合は約7割にも達していたという。スペシャルティカーと同じような感覚で評価されていたわけだ。

ガラリと変わったインテリア

2代目もキープコンセプトであるのは見てのとおりで、ひと目でイヴォークとわかるフォルムを継承しつつ、よりモダンでスタイリッシュに洗練されている。ユニークなクーペライクなシルエットは、シンプル化を念頭に置き、キャラクターラインに頼ることなくフォルムの造形で豊かな表情を与えていることが見て取れる。

細かい話だが、ようやくデイタイムランニングライトが付いた。2017年に登場したヴェラールに与えられなかったのには驚いたものだが、イヴォークには採用されて安堵した。また、日本仕様には視界要件に合わせて直前直左を映すカメラが付く。

一方のインテリアもキープコンセプトながら質感が大幅に引き上げられたほか、先進デバイスの搭載や、特徴的なダイヤル式のATセレクターが廃されたことなどにより雰囲気はガラリと変わった。ラグジュアリーさと直感的な使いやすさを兼ね備えたという「タッチプロデュオ」が目を引く。水を必要とせず成育が早く環境にやさしいといわれるユーカリ由来の繊維を使用したシートや、いかにもイギリスらしいインテリアカラーが加わったのも新しい。

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