『せっかく有名企業に入った息子が…』(57歳男性)

城繁幸の非エリートキャリア相談

『せっかく有名企業に入った息子が…』(57歳男性)

終身雇用の崩壊、成果主義の導入などにより、日本人の「働き方」は激変。その結果、自身のキャリアに迷えるビジネスパーソンは増えていくばかりだ。これまでの古い「昭和的価値観」から抜けだし、新たな「平成的価値観」を身に付けるためにどうすればいいのか。日本の人事制度を知り尽くした城繁幸氏が、あなたの悩みにお答えします。

CASE:15

『せっかく有名企業に入った息子が…』(57歳男性)

<相談者の悩み>

 お世話になります。私は現在57歳、中小企業の部長職にある身です。私自身は年功序列制度に肯定的であり、会社にも仕事にも特に不満はありません。もちろん年功序列にも改善すべき点はあるでしょうが、長い目で見て、個人がもっとも成長できる制度だと考えています。

 実は、相談というのは私自身ではなく、24歳の不肖の息子についてです。

 昨年、彼は某大手電機企業に就職し、個人的にもとても嬉しく感じていました。中小企業からみれば大企業は、ビジネスの現場はもちろん、待遇面でも雲の上の存在です。特に「定年まで雇用が保証される」というのは、今の時代、それだけで良しとすべきメリットでしょう。実際、息子の就職について、同僚はもちろん、親戚一同にも自慢していた親バカであります。

 ところが、その息子がわずか一年で「会社を辞めたい」と言い出したのです。年末に一度話し合う予定ですが、正直彼が何を考えているのか、まったく私には理解できません。

 息子なりの事情もあるのでしょうが、こういう時はどうアドバイスするべきでしょうか?また、そもそも今の会社を辞めることに合理的な理由はあるのでしょうか?私にはとても正しい選択とは思えないのですが…

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非正規労働者が年末年始の待遇や病気休暇などについて正社員との格差是正を訴え、最高裁は格差は不合理で違法とする判決を出しました。一方で賞与や退職金についての格差是正はほぼ全面的に退ける判決も。非正規労働者の待遇は改善するのでしょうか。

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