6月までに就職活動のピークは収束――。そんな印象の強かった今年(2020年卒)の就活市場だった。
就活生は2018年夏のインターンシップから志望企業の絞り込みが始まり、一方の採用者側は私立大学の期末テストが終わる2019年1月末から2月までの冬のインターンシップで事実上の選考を行っていた。
元号が令和へと変わった10連休の前後に、多くの学生が内定を獲得し、6月1日の選考解禁日に大手企業の正式内々定の結果を待つ、という流れが主流となった。すでに、就職情報会社や採用企業の担当者の関心は、2021年卒(現3年生・大学院1年生)に移っている。
そんな中、2020年卒の学生が、就職活動を経てどんな企業に関心を抱いたのか? その結果をまとめたのが、「就活後半に学生に聞いた人気企業ランキング」だ。
1万人の学生が投票
データは文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所の調査を基にしており、同社の就職サイト「ブンナビ!」に登録する、2020年春卒業予定の大学生や大学院生が調査対象者で、今回は登録会員のうち、約1万人から回答を得た。
同研究所では、調査を就活前半と後半の2回に分けて実施している。前半はあこがれやイメージが先行しがちだが、後半は、業界研究や、インターンシップへの参加、面接などを経て、より現実的に企業を見られるようになる。この後半ランキングは、4月から6月末までに調査を実施した結果だ(前半の結果はこちら)。
そのトップ300社を見ていこう。
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