レクサスはこの30年でどれだけ洗練されたのか

初代LS、最新のRXに乗って見えたこと

車体側面にはフロントから続くキャラクターラインが新たに入れられた(写真:LEON編集部)
ついに30周年を迎えたレクサス。それを記念し中米コスタリカで開催された「Lexus Milestones(レクサス・マイルストーンズ)」のイベントをリポートしながら、30年を振り返る。

80年代中期に生まれた、高級ブランド構想

レクサスがついに30周年を迎えた。長かったような気もするし、あっというまだったような気もする。それを記念する「Lexus Milestones(レクサス・マイルストーンズ)」なるジャーナリスト向けイベントが、2019年7月に中米コスタリカで開催された。

コスタリカって、どれだけのひとが行ったことあるだろう。私にとっても初めての地。マイクル・クライトン原作の「ジュラシックパーク」の舞台になった島のある国というていどの認識だった。実際は北のニカラグアと南(南東)のパナマに挟まれた自然ゆたかな国で、観光地として人気がある。

本記事はLEON.JPの提供記事です

レクサスはリベリアというニカラグア国境ちかくのリゾート地をイベントの舞台に選んだ。マイナーチェンジしたばかりの「RX」をはじめ、「LS」「LC」それに「GX」(日本名LX)といった現行モデルを持ちこんだ。加えて、初代LSや初代SC(LCのルーツ)など、なつかしのモデルもずらりと並べられ、試乗に供された。ぜいたくな内容だ。

思い返せば、のちにレクサスとなる高級ブランドを作る構想がスタートしたのは1984年ごろだったという。北米で輸入ブランドとしてナンバーワンになったトヨタは、トヨタの上を行くモデルを求める顧客の存在に気がついた。そのひとたちが、キャデラックやメルセデス、BMWなどに流れるのを食い止めるために着想されたのだ。

Fの字を円で囲んだ「サークルF」というプロジェクトチームが編成された。チームを率いた鈴木一郎氏という当時のチーフエンジニアが設定した目標は「時速155マイル(時速250キロ)、空気抵抗値0.29、室内騒音は時速60マイル時に58デシベル(dB)」だったという。「彼のエンジニアチームは、それが実現可能であるかすら懐疑的でした」とレクサスが用意した資料には書いてある。

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