ワイヤレスG、Wi-Fi整備支援の新サービス 代表取締役2人の新たな経営体制で取り組む
ビッグデータ解析で展開余地大きい
また、アクセスポイントが利用者のアクセス状況をモニタリングし収集した動態データを基に、商店街の中で、「店先で何人がどれだけの時間立ち止まったのか」「店舗に何分滞在したのか」といった「人の流れ」に関するビッグデータも解析し、マーケティングや広告、出店戦略などに役立つデータを提供する。そのほか、電通と協力して、Wi-Fiを通じた広告展開を行い、オンラインクーポンの配布など、さまざまな企業との連携による事業につなげていくことを考えているという。「新事業としては第1弾であり、インフラを活用して、新しいビジネスをやっていきたい」(池田氏)。
これに合わせ、新たな経営体制も発表している。3月から新事業推進室長の松本洋一氏が新たに代表取締役CEOに就任し、経営や営業面を統括。池田武弘CEOは代表取締役CTOとして主に技術面を担当する。17日に行われた新事業に関する説明会で、池田氏は「色々やらなければならないことが増えるので、経営と営業面に力のある松本をCEOに迎えてやっていくことにした。2人の代表取締役で経営基盤を強化したい」と話した。
松本氏はNTTに入社後、研究開発を担当し、その後はマッキンゼーやインテルに勤務。昨年まで無線LANソリューションを提供する米アルバネットワークス社の社長を務め、今年1月1日付でワイヤレスゲートに入社した。池田氏とは13年来の付き合いだという。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら