外見で損する40代男性の「抜け落ちポイント」 服や装飾品を変えるだけで印象も一変

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この先、インターネット上でビジネスや経済が完結する時代が訪れるかもしれない。プロフィール写真を通じてどのような印象を持たれたいのか。セルフブランディングツールとしてのプロフィール写真の重要性を考え直すべきときにきている。

SNSだけでなく、メディアを通して一般の人たちにメッセージを発信していきたい人に参考となる例を挙げたい。社会起業家の正樹(仮名・45歳)さんの例だ。

本来の人柄が伝わっていなかった

彼は有名大学のエリートで、スバズバと鋭く切り込む論客。会う前は、笑っているところを想像できない「怖い人」というイメージを僕はもっていた。でも実際に会ってみると、穏やかで優しい人である。明らかに、ファッションが原因で、「本来の人柄が伝わっていなかった」のだ

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このような人には、堅いスーツスタイルよりも、ラフなビジカジスタイルがふさわしい。ビジカジスタイルの王道である、ネイビーのジャケットにグレーのスラックス、白のボタンダウンシャツの着こなしをすれば、必然的にニュートラルなイメージに近づいていく。加えて、親しみやすさと上品さをうまく演出することがポイントになる。

先ほども書いたように、服装以上に注意すべきは、実は髪型やメガネなどの顔まわりである。人は話すとき、相手の顔を見て話す。相手の靴がどれほど高価でも、それほど目に入らない。清潔感があるかどうかは、顔まわりの印象で判断される。正樹さんは、髪型を整え、メガネも銀のフレームから黒縁に変えたことで、顔まわりの印象がかなり明るくなった。

ベーシックなビジカジスタイルに着替えた正樹さんは、以前のような尖った感じはなくなり、本来の穏やかで人当たりのよい性格が外見からも伝わるようになった。そのため、言葉やメッセージは聞く人の耳にまっすぐ届くようになったのではないかと思う。

あれから正樹さんはメディア出演も増え、世間での知名度も上がった。今では大学でも教えるなど、多方面で活躍している。

もし、意見が通りにくい、相手が耳を傾けてくれない、と感じるなら、見た目に原因があるのかもしれない。相手を身構えさせる印象を与えていないか、外見をチェックしてみる必要がある。メッセージを戦略的に伝えたいなら、それに見合った印象をまとうことが大切だ。何をどう伝えるか以前に、耳を傾けてもらえる外見を整えよう。

大山 旬 スタイリスト

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おおやま しゅん / Shun Oyama

アパレル勤務、転職アドバイザーを経て独立。これまで著名人を含む3000人以上のスタイリングを担当。2015年からオンラインファッションスクールを展開。おしゃれが苦手な男性に、ファッションの基本を解説している。主な著書に『おしゃれが苦手でもセンスよく見せる 最強の「服選び」』があるほか、「おはよう日本」「めざましテレビ」などメディアへの出演も多数。

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