ADHD?と思ったら試したい「9分だけ理論」 外科志望の医学生も10分で飽きていた
もし宿題がたくさん出されたとしても、9分間だけやってもらって、達成できると誉めるのがいいでしょう。それをずっと続け、だいぶ経ってから目標を11分に伸ばしてください。
学校でも同じで、最初は9分間を目標にして褒めるのです。その時間がすぎて立ち歩いてしまうときには、教室の外にクールダウンのできる場所を予め用意しておく工夫が役立ちます。
難しい工夫ではありません。空き教室などの隅に天井からカーテンを吊り下げ、半畳くらいの空間を設けておくだけです。
子どもは、いつでもそこへ行っていいし、そこから教室へ帰って来たときには、いつも歓迎されるのです。
服薬は必要?二次障害って?
上記のような工夫なしに、「服薬」をさせるべきではありません。それは、研修を受けた医師であれば、誰もが知っていることです。急いで服薬が必要になるのは、しょっちゅう道路にとびだして、交通事故にあうような場合だけです。
それから、「二次障害」というのは、他の子どもを殴ってしまうなどの行動を指しているのでしょうか。
だとすると、それは、悪い子だと叱られ続けた結果、自分で自分のことを大切に感じられなくなった場合に生じる行動です。自分を大切にできないと、他人も大切にできなくなるからです。
そうならないためにも、あなたは、お孫さんのよい点を、たちどころに10個以上言えるようにしておいてください。
そうすれば、自然にお孫さんを誉めることが増え、お孫さんは自分を大切にできるようになります。
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