白川静 漢字の世界観 松岡正剛著

白川静 漢字の世界観 松岡正剛著

2006年に96歳で亡くなった『字統』『字訓』『字通』の字書3部作で知られる白川静。生涯を漢字・文字の研究、東洋文化の解読に捧げた。その膨大で難解な著作群、余りの孤高ぶりに、学会では本流とはなりえなかったが、一部に熱狂的な支持者もいる。白川の学問、思想、人生から全体像をまとめた博覧強記で知られる著者はその一人。

白川は「漢字には文字が生まれる以前の悠遠なことばの時代の記憶がある」と説いた。漢字を解読し語源をひもとく試みは、歴史的世界観を訪ねること。それは単なる文字学を軽く飛び越える。その成り立ちから古代人の息吹を感じ取る様は、まさに言葉が「言霊」だということを知らしめる。甲骨文等、資料も充実。

平凡社新書  819円

Amazonで見る
楽天で見る

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 「米国会社四季報」で読み解くアメリカ優良企業
  • 女性の美学
  • インフレが日本を救う
  • 賃金・生涯給料ランキング
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
史上最大の上場に賭ける<br>ソフトバンクの思惑

12月19日、ソフトバンクが上場する。過去最大規模の超大型上場だが、祭りの後は楽観できない。親子上場による利益相反、高い配当性向、キャッシュの流出など懸念材料は多数。同社の大胆な戦略の前提である安定した収益成長が崩れる日、事態は……。