”放言”アッキー首相夫人に官邸の影

メディア露出増加、首相夫人は本当に自由奔放か

一方で「週刊現代」12月21日号では、こんな意味深な発言も。

「政治家の夫婦って、一緒に外に出るときには仲の悪い素振りなんて見せられませんから。外で仲のいいフリをしていると、いつの間にか実際にも仲良くなる、その繰り返しかもしれないです」

同誌でインタビューしたジャーナリストの松田賢弥氏は、こう語る。

「私は私、という意志を強く感じました。『主人と別れたら生きていけませんから』という古い一面を持ちながら、義母の洋子さんを中心とした濃厚な政治家一族『安倍家』の呪縛から解放されつつあるのでは」

首相官邸に「監視役」

そんな昭恵さんに、官邸は痛し痒しのようだ。

「いま官邸にはチームアッキーの部屋があって、専属の女性秘書2人がついています。実質的には監視役。インタビューなどはすべて目を通してますし、官邸がコントロールしようとしているのは明白です。タカ派色を強める安倍首相に対して、アッキーの露出を増やすことでバランスを取ろうという意図も見え隠れします」(官邸関係者)

それでも、いまや昭恵さんの行動を縛る術はない。

「首相は、あまり構わないでほしいと言っている。あれこれ制限をかけると、余計に何を言い出すかわからんということだそうです。アッキー自身は首相と意見が違うことなど、どこ吹く風。いつも酔っ払って家に帰り、世話を焼いているのは首相。すごい夫婦です」(別の官邸関係者)

各媒体に掲載された昭恵さんの発言

「“50歳からの人生に向けて、安倍晋三の妻としてより、ひとりの女性・安倍昭恵としてどう生きるかを考えたい”と思ったんです」(「エクラ」2014年1月号)

「(安倍首相にとって)一番大きいのが憲法改正なんだと思う。それが国会議員になって最もやりたいことだったんだろうと思う」(12月7日付ウォールストリート・ジャーナル電子版)

「主人と私は別人格。心の底から正しいと思ったことを、発言していく」(「週刊現代」12月21日号)

「自分の国で事故がきちんと収束していないのに、(原発を)海外に売り込むことに対し、私はやはり『どうなんだろうな』と思っている」「主人に『小さいところは本当に大変なので、消費税は上げないでください』と毎晩言っていた」(11月12日の北海道新聞東京懇話会)

「私は家庭内野党。周りの人は嫌なことは(首相が)権力を持つとだんだん言えなくなってくる。少しは嫌なことも言ってあげたほうがいい」(6月6日のNPO法人「ふるさとテレビ」主催のセミナー)

(編集部 鈴木毅)

AERA 2013年12月23日号

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