NYで円が上昇、景気減速懸念で円に逃避需要

米10年債買われ、利回りは11カ月ぶり低水準

 1月2日、年明けのニューヨーク外為市場では、ドルがユーロやポンドに対し上昇。写真は2018年12月撮影(2019年 ロイター/Akhtar Soomro)

[ニューヨーク 2日 ロイター] - 年明け2日のニューヨーク外為市場では、ドルがユーロやポンドに対し上昇。ただ、世界経済減速や不安定な株式相場をめぐる懸念がくすぶる中、対円では下落した。

スペイン、フランス、イタリア、ドイツの製造業指標が軒並み低調となる中、ユーロ/ドル<EUR=>は1.1%下落。1日としては約6カ月ぶりの大幅な下げを記録する勢い。

ポンド/ドル<GBP=>も1.2%安。昨年12月の英製造業購買担当者景気指数(PMI)は6カ月ぶりの高水準となったものの、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)交渉を巡る懸念を相殺するには至らなかった。

財新/マークイットが発表した12月の中国製造業PMIも49.7と、1年7カ月ぶりに節目の50を下回った。国内外からの受注が引き続き低迷した。

クレディ・アグリコルの為替ストラテジスト、エリック・ビロリア氏は「中国発の指標が世界の景気減速を巡る懸念を誘い、リスクオフのムードによって、円はアウトパフォームした」と述べた。

ドル/円<JPY=>は0.36%安。

米連邦政府機関の閉鎖への懸念も、円に対する逃避需要押し上げに寄与した。政府機関閉鎖につながったメキシコ国境の壁建設予算を巡る膠着打開に向け、トランプ大統領はこの日、議会指導部と協議を行っている。

米10年債利回りが11カ月ぶりの水準に沈んだことも、円を支援した。

豪ドル<AUD=>は対米ドルで0.8%安。オーストラリアはコモディティ(商品)輸出で中国への依存が大きい。

ドル/円 NY終値 108.87/108.89

始値 109.10

高値 109.45

安値 108.83

ユーロ/ドル NY終値 1.1342/1.1345

始値 1.1432

高値 1.1434

安値 1.1326

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