飲み会続きでも「太らない人」が取る行動3選 食べたものを把握し早めに過剰分を調整する

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アルコール成分が1種類のほうが、飲んだときに分解されやすいので、蒸留酒のほうがダイエットに向いているといえます。実際にやせている人は、ビールやワインなどは1杯目だけにして、2杯目以降は焼酎やハイボールにするなど、工夫をしながらお酒を飲んでいます。

3. 自分が食べたものを把握している

私はダイエット指導の中でワークシートを使いながら、クライアントの1週間の振り返りをしています。その際に、ダイエットに成功している人は、飲み会で自分がどれだけ飲んだのか、何を食べたのかを把握しています。「1杯目だけビールを飲んで、その後にウーロンハイを2杯飲んで、赤ワインを1杯だけ飲みました」と、飲み会に参加しつつも、ダイエット中であることを意識しています。

一方で、忘年会で太ってしまう人は「結構飲んだと思いますが、何杯飲んだかまでは覚えていません」と答えます。特に飲み会が増える忘年会シーズンでは、1回1回の飲み会での飲食量を覚えられなくなってしまいます。

過去にレコーディングダイエットがはやりましたが、自分が食べた物を記録するのもダイエットにはとても有効です。やせている人はノートにダイエット記録をつけたり、アプリを使って食事や体重の管理をしていたりするので、忘年会で食べた物・飲んだ物をしっかりと把握しています。

私のクライアントである田中恵美さん(仮名、30代女性・専業主婦)は、「あすけん」というアプリを使って、食事の記録を取っています。毎週のレッスンの中でアプリの画面を開きながら、1週間に食べたものを報告してくださいます。

田中さんがダイエットを始めたのは、主婦になってから急激に体重が増えたのがきっかけでした。20代まではOLとして働いていましたが、30歳の時に結婚して専業主婦になり、家で過ごすことが多くなりました。同じ毎日のくり返しで、気がつけばテレビを見ながらいつもお菓子を食べていたそうです。

無意識にお菓子を食べていたことに危機感を覚えた田中さんは、アプリを使って食べたものの記録を取るようになりました。定期的にウォーキングなどの運動も行っていますが、余計な間食がなくなったことがダイエット成功の大きな要因といえます。

田中さんは「太らないためには、現状を知ることが大事だと思います」と言いながら、忘年会シーズンも体重が増えることなく、飲み会に楽しく参加しています。

飲食量が増えがちな忘年会シーズンですが、ほんのちょっとしたことで太りにくい体を維持することは可能なのです。

武内 教宜 パーソナルトレーナー

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たけうち のりよし / Noriyoshi Takeuchi

1985年埼玉県生まれ。日本スクールオブビジネス杉並校スポーツ学科卒業。21歳からスポーツクラブのインストラクターとして活動を始める。グループ指導を行っていく中で、クライアント一人ひとりと向き合いたいという思いから、パーソナルトレーナーとして独立。その後、28歳でフィットネスジムを開業。スポーツクラブで一度挫折した人に向けた「セカンドフィットネス」をコンセプトに活動。現在はダイエット指導を中心に、スポーツ専門学校の講師、加圧トレーナー養成、ダイエット本の執筆活動を行う。著書に『ダイエットは「目標設定」が9割』『やせ型から脱出 理想のカラダを手に入れるボディメイク術』。

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