米中首脳会談で「ディール」は本当にあるのか 2018年を象徴する漢字は「大」かもしれない

✎ 1〜 ✎ 236 ✎ 237 ✎ 238 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ここから先はいつもの競馬コーナーだ。今週末は第38回ジャパンカップ(25日、東京競馬場11R、芝2400メートル)が行われる。

牝馬3冠を成し遂げたアーモンドアイ(1枠1番)が1番人気である。3歳牝馬は53キロと斥量でも恵まれるので、これは当然だろう。夏場のレースをスキップして、オークスからいきなり秋華賞に向かったのも、要はこのジャパンカップが目標だったから。そして鞍上は絶好調のクリストフ・ルメール騎手。単勝1倍台の人気も違和感はない。

ジャパンカップはサトノダイヤモンドで勝負だっ!

ただしギャンブルとしては逆らってみたくなる。古馬とは初の対戦となるわけだし、当日はすべての馬が彼女をマークしてくる。1枠1番という枠順は、馬群に包み込まれてしまうリスクもある。そして牝馬の中には、牡馬に交じると力が発揮できなくなるタイプがたまに居る。アーモンドアイに死角がないとは言えないのではないか。

そこで今回は3枠3番のサトノダイヤモンドに賭けてみたい。鞍上のジョアン・モレイラ騎手は、エリザベス女王杯でリスグラシューに待望のG1をもたらしたばかり。怖いもの知らずの3歳牝馬に、「おじさん勢の怖さ」を教えるのに格好の配役と言えないだろうか。

余計なことは考えず、ここは単勝で勝負。白い帽子のアーモンドアイと、赤い帽子のサトノダイヤモンドの手に汗握る競り合いを見届けたい。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事