大気汚染は毎年60万人の子の命を奪っている 世界の約93%の子どもたちに健康被害

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 10月29日、世界保健機関(WHO)の報告によると、大気汚染により、毎年約60万人の子どもが死亡しており、知能の低下から肥満や耳の感染症に至るまで、さまざまな症状が引き起こされている。写真は8月撮影のアダノムWHO事務局長(2018年 ロイター/Denis Balibouse)

[ジュネーブ 29日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の報告によると、大気汚染により、毎年約60万人の子どもが死亡しており、知能の低下から肥満や耳の感染症に至るまで、さまざまな症状が引き起こされている。

WHOはこの報告書「清浄な空気のための処方」で、世界の子どもたちの約93%に影響を及ぼしている大気汚染に関する最新の科学的知見をまとめた。

テドロス・アダノム事務局長は声明で「汚染された空気は何百万人もの子どもたちに害を及ぼし、命を奪っている」とし、「これは許されないことだ。すべての子どもは、成長し、その潜在能力を十分に発揮できるよう、きれいな空気を呼吸できるようにすべきだ」と述べた。

アジア、アフリカ、ラテンアメリカの大部分が最悪の影響を受けているという。

WHOの公衆衛生・環境局長、マリア・ネイラ氏は、汚染が死産や早産の原因となっている証拠や、成人になるまでの病気など、この研究で明らかになった懸念すべき要因は、世界的な政策変更につながるはずだと述べた。

ネイラ氏は、重要なのは神経発達の問題だと指摘。「私たちの子どもの認知IQが低下することを想像してみて欲しい。新たな世代はIQが低下する危険に直面している。これは、新しいだけでなく、非常に衝撃的なことだ」と述べた。

この研究によると、大気汚染と中耳炎や耳の感染症との関連性を示す明確で一貫した証拠があるほか、小児に肥満やインスリン抵抗性を引き起こすことを示す証拠もあるという。

大気汚染は、小児がん、ぜんそく、肺機能の低下、肺炎などの急性下気道感染症の原因にもなることも報告されている。

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