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エリート社員がハマった最悪の不動産投資 美人営業の「疑似デート商法」には騙されるな

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  • 頼藤 太希 Money&You 代表取締役、マネーコンサルタント
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普通に考えればこのような物件には契約しないはず。ではなぜ、A男さんほどのエリートが契約してしまったのか、筆者には疑問でした。そこで、物件を契約するまでの経緯をA男さんに聞いてみることにしました。

A男さんは、そろそろ結婚したいと思っていますが、現在おつきあいしている人はいません。年老いた親に会うたびに、将来に不安を抱くようになったと言います。あるとき、同僚に不動産投資をやっている人が数名いることがわかり、相談したところ、資産運用セミナーへの参加を勧められたそうです。

不動産投資に関してまったくの素人だったA男さんは、直接セミナーに参加して話を聞いたほうがよさそうだと思い、初心者向けの資産運用セミナーに参加しました。そのランディングページ(募集ページ)を見せてもらいましたが、不動産投資を勧めている様子はいっさいなく、一般的な資産運用の内容が学べるようなセミナーのようでした。

イケメンや美人が担当についたら要注意

不動産投資セミナーでひととおり話を聞いているうちに、「安定的に家賃収入が入れば、老後の年金の足しになるかもしれないし、不動産投資も悪くないな」と、A男さんはがぜん、不動産投資に興味を持ちました。

セミナー終了後、個別相談できる機会があったため、A男さんはさらに深く話を聞こうと申し込みをしました。そこで、A男さんの担当をしたのが、美人営業ウーマンのR子さんだったといいます。アイドルグループにいそうな、とてもキュートでスタイル抜群の美人でA男さんは、R子さんが目の前に座っただけでドキドキしてしまったそうです。容姿もさることながら話術にも長けており、個別相談の間、会話も弾んだそうです。

R子さんの説明はわかりやすく、話も弾みましたが、慎重なA男さんはその場では決断できませんでした。そんなA男さんにR子さんは、「後日、カフェで会いませんか? そのときにもっと詳しくご説明します」と、A男さんをカフェに誘ったそうです。

結局、次の週末にA男さんは、R子さんと銀座のおしゃれなカフェで会いました。

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【相場より高く利便性の悪い「逆ザヤ物件」】

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