「グーグルプラス」の個人版が終了する理由 最大50万人の個人情報が外部流出する恐れ

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 10月8日、米アルファベット傘下のグーグルは交流サイト「Google+(グーグルプラス)」の個人向けサービスを終了すると明らかにした。パリで5月撮影(2018年 ロイター/Charles Platiau)

[8日 ロイター] - 米アルファベット<GOOGL.O>傘下のグーグルは8日、交流サイト「Google+(グーグルプラス)」の個人向けサービスを終了すると明らかにした。同サービスを利用していた最大50万人のユーザーの個人情報が外部流出する恐れがあることが判明したため、と説明している。

グーグルによると、ソフトウエア上の問題により、今年3月までの2年以上にわたり、社外の開発者が個人情報を閲覧できる状態になっていた。問題は現在は解決済みで、情報が悪用された形跡はないという。

8日の米国株式市場で、アルファベットは約1%安で引けた。

ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、関係筋などの話として、グーグルは規制強化を恐れ問題を早期に公表しなかったと報じている。

グーグルは、問題を調査した結果「開発者がこのバグを認識していた証拠はなく、個人データが悪用された証拠もなかった」としている。

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