並び順や欠番…実は奥深い「駅ホーム」の数字

東京には11~13番、京都には1番乗り場がない

東京駅のホーム番号が大きく変わったのは、1997年の長野新幹線(現在の北陸新幹線)開業時だ。同新幹線の開業に合わせて新幹線ホームを増設することになったが、在来線は1~10番線まであるため、新たにできる新幹線ホームを10・11番線とすると数字が重なってしまう。

そこで、JR東日本の新幹線ホームは20~23番線を名乗ることとなった。東海道新幹線の後にできた新幹線だから、ということだろう。この際に、それまでの12・13番線は22・23番線に改称された。東京駅の在来線と東海道新幹線のホームの数字が連続していないのはこのためだ。

ちなみに、かつてはホームの数字が「連続していた」とはいうものの、例外があった。11番線だ。この番号のホームはこれまで東京駅に存在したことがない。

11番線は機関車の回送用線路であり、線路には11番という番号が振られているものの乗客が利用するホームがなかったためだ。この線路は東北新幹線の東京駅乗り入れにともなうホーム増設によって廃止されているため、今後もホームとして「11番線」ができることはないだろう。

乗り場の番号と線路の番号

このように、線路に付けられた番号と乗り場の番号の関係で、ホームに「欠番」がある駅はほかにもある。たとえば東武鉄道春日部駅では、乗り場としては2番ホームと5番ホームがないが、そこにあたる箇所には線路が敷かれており、これが2番線と5番線となる。ホームがなくても、線路自体に数字が振られているわけだ。

これに関連して「1番乗り場」が消えたのがJR西日本・京都駅だ。同駅は0番乗り場の次が2番乗り場。では1番はというと、ホームはないものの線路は存在している。0番乗り場と2番乗り場の間にある線路がそれだ。

なぜ1番乗り場がなくなったのかというと、乗り場の番号と線路の番号を一致させるためだ。同駅は駅ビル工事の際、1番線の線路をつぶして1番乗り場を広げたため、1番乗り場の線路は2番線、間に3番線(現在の1番線の線路)を挟み、2番・3番乗り場の線路は4番・5番……と、乗り場と線路の番号が食い違っていた。

だが、乗り場と線路の番号は一致しているほうがさまざまな点で都合がいい。そこで、従来の1番乗り場(線路は2番線)をどちらも0番にすることにした。こうすると、2番・3番以降は乗り場の番号を変えることなく、線路の番号と一致するわけだ。

乗り場の番号は乗客への案内にかかわるため、頻繁な変更は混乱を招きかねない。京都駅の「0番」はこれを避けて乗り場と線路の番号を一致させる方法だった。前述の東京駅も、長野新幹線開業時にJR東日本の新幹線は20~23番となったものの、東海道新幹線とまとめてホームの数字を振りなおさなかったのはそのためだろう。

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