トヨタ、「プリウス」など約102万台リコール エンジンワイヤーハーネスに不具合

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 9月5日、トヨタ自動車は、電気装置(エンジンワイヤーハーネス)に不具合があるため、「プリウス」「プリウスPHV」「CーHR」の計3車種(2015年6月から18年5月に生産)、世界で約102万台をリコール(回収・無償修理)すると明らかにした。写真は都内で昨年2月撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)

[東京 5日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>は5日、電気装置(エンジンワイヤーハーネス)に不具合があるため、「プリウス」「プリウスPHV」「CーHR」の計3車種(2015年6月から18年5月に生産)、世界で約102万台をリコール(回収・無償修理)すると明らかにした。

エンジンルーム内の電気配線で、保護カバーのない部分が周辺部品と干渉しているものがあり、走行時の振動で配線の被覆が損傷し、配線同士がショート、発熱・焼損することがある。最悪の場合は車両火災になる恐れがあり、トヨタは周辺部品と接触している配線に保護材を巻くなどの改善措置を取る。

地域別の内訳は、日本が55万3870台と最も多く、欧州は約21万9000台、北米はプリウスのみで約21万7000台となっている。

(白木真紀)

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