TEAM NACS「ファン感謝祭」のすごすぎる実際 地方限定とは思えない4万人のスケール
また公演中は随所にアイドルでいう「お手振り」タイムやトロッコ移動、また客席降臨やサインボールの投げ込みなど、近距離でのファンサービスもかなり用意されていました。
最大級の感謝
特にTEAM NACSのように、芸能界で俳優業を主軸としている人たちは、ファンに直接レスポンスを返すという機会には、なかなか恵まれないかと思います。
ですが応援するファンにしてみれば、無理な願いとわかっていながらも、少しでも長く、同じ時間や感情を一緒に共有していたいもの。
ファンに感謝を抱く芸能人と、声を届けたいファン。本来であれば遠い距離でしか繋がることのできない両者を、「豪華に」「もっと長く」「もっと近く」したものがあるとしたら、それはTEAM NACS、そしてCREATIVE OFFICE CUEの場合、「北海道で生まれ育った」というアイデンティティだったのでしょう。
以前、大泉洋さんによる、こんな言葉がありました。
《北海道の人たちに見続けてもらうために、色々な顔を持とうと思ったのですが、北海道ではドラマをやりたくても機会がないから、東京の仕事を始めたんです》
《僕が大学生の時は、色々な劇団の舞台を見たくても、東京に行かないと見られないものがたくさんあった。その逆があってもいいと思うんです》
(以上、zakzak「ぴいぷる」2013年5月10日)
やりたいことや見たいものが距離に阻まれる。そんな地方の実情を知る彼らだからこそ、生まれ育った地方で、手を抜かずに最大級の感謝を返す。
ここに「CUE DREAM JAM-BOREE」が毎回、全国から多くのファンを集めてきた理由、そして北海道の一芸能事務所がここまで愛されるようになった理由、すべてが詰まっているような気がしました。
ちなみに今回のイベントではアニソンシンガーとして人気急上昇中の綾野ましろさんや、今年からCREATIVE OFFICE CUEに所属することになったSKE48出身の東李苑さん、また北海道男子限定オーディションで選ばれた若手ボーイズユニットの「NORD(ノール)」と、“次の世代”の輝きも多く見受けられました。
北海道で頑張っている若い彼らの活躍についても、また日を改めてお伝えできたらと思います。
(北海道在住フリーライター/乗田綾子)
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