トランプ大統領、FRB利上げ「気に入らない」

NY市場でドル安円高が進む一因に

 8月20日、トランプ米大統領はロイターのインタビューに応じ、トルコ政府が拘束する米国人牧師の解放を求める上で、同国に一切譲歩するつもりはないと断言した。ホワイトハウスで20日、ロイターの質問に答えるトランプ氏(2018年 ロイター/Leah Millis)

[ワシントン 20日 ロイター] - トランプ米大統領は20日、ロイターのインタビューに応じ、トルコ政府が拘束している米国人牧師の解放を求める上で、同国に一切譲歩するつもりはないと断言した。

またこの問題を巡って、米国がトルコに発動した追加関税が欧州経済に打撃を与えるなど幅広い悪影響をもたらす懸念はないとの見方を示した。

トランプ氏は、イスラエルが拘束していたトルコ人を解放するよう同氏自身が働き掛けた際に、見返りとしてトルコのエルドアン大統領が米国人牧師を自由にしてくれると考えていたことを明らかにした。

エルドアン氏がこうした期待に応えなかったことについて、「トルコの行為はとても残念だ。彼らはひどい間違いをしていると思う。今後何の譲歩もあり得ないだろう」と語った。

米政権の高官が先に語ったところによると、トランプ大統領とエルドアン大統領は7月半ばに開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の場で米国人牧師、アンドリュー・ブランソン氏の問題について協議したという。

同高官によると、トルコは米国に対し、ブランソン氏解放の交換条件として、イスラエルで拘束されていたトルコ国籍の女性、エブル・オズカン氏の釈放をイスラエルに働き掛けるよう求めた。

イスラエルは、トランプ氏からオズカン氏を釈放するよう要請があったことを認めている。オズカン氏は7月15日に釈放された。ただ、トルコ政府はこの見返りとしてブランソン氏を解放することに合意した事実はないとしている。

インタビューでトランプ氏は「私はトルコやトルコ国民が大好きだ。今まではエルドアン大統領とも非常に良好な関係を築いてきた。しかしもはや米国にとって、一方通行の関係は無理だ」と付け加えた。

一方で米国がトルコに鉄鋼とアルミニウムの追加関税を適用したことことが、欧州など他地域の経済に打撃を与える可能性について聞かれたトランプ氏は「私は全く心配していない。これは実行すべき適切な措置だ」と主張した。

<米ロ首脳会談>

トランプ大統領は7月16日にヘルシンキで開催されたロシアのプーチン大統領との会談について、イスラエルの安全保障やシリア情勢、ロシアによるクリミア併合とウクライナ東部への軍事介入、ロシア産天然ガスをドイツに輸送する「ノルドストリーム2」プロジェクトが議題に上ったと明らかにした。

トランプ氏は、米国の対ロシア制裁については首脳会談で触れることはなかったと述べた上で、シリアやウクライナの問題でロシアが「米国にとって好ましい」措置を講じるならば、制裁解除を検討すると表明した。

イランとの関係を巡っては、トランプ氏はロウハニ大統領と会談してイランの核開発について協議することにほとんど関心を示さなかった。

トランプ大統領は7月末に、ロウハニ大統領と会談することに前向きな姿勢を示していたが、イランの最高指導者ハメネイ師は交渉を拒否した。

トランプ氏は、イランの指導部と会談を開くことにこだわっていないと語り、協議の可能性について検討するようイランに働き掛けてもいないと述べた。

*見出しを修正しました。

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