片頭痛の引き金となる「食べ合わせのワナ」 原因不明の片頭痛はチーズやワインが一因か
多くの人が悩まされているであろう片頭痛。日本人の8.4%(1000万人)がかかっているとされる憂鬱な慢性痛である。
頭の片側のみに発作的に頭痛が発生し、脈打つような痛みや嘔吐などの症状を伴う。感覚過敏(光や音に敏感になる)、吐き気などを伴うことも多い。原因として、身体的・精神的なストレス、生活習慣の乱れ、(女性の場合)月経周期などが関係する。
それ以外にも、思わぬものが片頭痛を起こすことがある。
突然、激しい頭痛に襲われた
30代男性。ストレスが強くて極めて体調の悪いときに年に1~2回、片頭痛を経験することがあった。それ以外は極めて健康であった。
ある週末、パーティに参加して楽しく時間を過ごした後、午前0時頃に就寝した。ところが、午前3時頃に頭痛で目が覚めた。後頭部を中心にガンガンと割れるような痛みがする。思わず頭を両手で抱えてうずくまってしまった。
男性は「くも膜下出血のときは、バットや金づちで殴られたような痛みが起こる」という言葉を思い出し、いろいろと自分で試してみた。が、手足の麻痺、ろれつの乱れ、視力や聴力などの異常はない。
それほどアルコールは飲んではいないはずだ――。そう思いつつ、起き上がって水を飲んだ。手元にあった消炎鎮痛薬を服用して様子を見ていると、徐々に頭痛は治まり、1時間ほどでほとんど痛みはなくなった。
安堵感と疲れが一気にきてそのまま寝てしまい、朝目覚めたときには何事もなかったように痛みはなかった。
ところが、これで終わりではなかった。
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