「オデッセイ」の車高が14センチ上がったワケ "らしさ"を捨てた、ミニバンブームの火付け役

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広くなった室内空間

オデッセイ不振の理由は、完全にマーケットを読み違えたことだ。

もともと走行性能と多人数乗車の両立をコンセプトとしていたオデッセイ。競合車種がファミリー層を狙ってより居住性を重視し、高い車高や後席にスライドドアなどを装備していったのに対し、先代のモデルチェンジでは、あえて差別化を狙って低い車高とヒンジドアを採用。走行性能やスマートなスタイリングにこだわった。

"逆張り"で失敗し、ニッチな存在に

ただ、リーマンショックという不運もあったとはいえ、時代はすでにミニバンからエコカーにシフトし、残ったミニバン客は居住性能を重視していた。ホンダらしいといえばホンダらしい逆張りではあったが、オデッセイはニッチな存在になり、販売不振に陥った。

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後席にスライドドアを採用

こうした反省を踏まえ、新型はミニバンの最大の価値である居住性や利便性を重視する方向に大きく舵を切った。車高は、約14センチメートル引き上げ168.5センチとし、後部座席にもスライドドアを採用した。つまり、オデッセイのアイデンティティとも言える2つの大きな特徴を捨て去ったのだ。

スタイリングは事前に公開されていた。それを見たユーザーから「オデッセイらしさがなくなった」との声が上がっているように、クルマとしては、むしろ今回オデッセイに統合されたエリシオンの後継といっていい。

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