まさかの躍進、なぜスウェーデンは強いのか 蘭・伊・独に続いてスイスをなぎ倒した
欧州予選におけるプレイオフでは、スウェーデンは、ワールドカップで4回優勝しているイタリアと対戦。接戦の末、スウェーデンが勝利。イタリアは1958年以来初めてワールドカップ出場を逃した。
シード国である前回優勝者ドイツが6日のサマーラに進出すると期待されていたが、ロシア大会ではグループFの最下位に沈み、不名誉な敗退となった。ソチでの試合でスウェーデンがもう少し踏ん張って引き分けに持ち込んでいれば、ドイツの敗退はもっと早く決まっていたことになる。
粘り強い守備と徹底したチームワーク
3日、スウェーデンは、粘り強い守備と徹底したチームワークが非常に効果的であることを更に証明した。ワールドカップのノックアウトステージでも有効だった。
スイスが弱かったことにも助けられたことは確かだが、今後もスウェーデンを簡単に倒せるチームはいないだろう。
伝統的な4-4-2フォーメーションでピッチに広がり、ポゼッションを譲ることも気にしない(3日の試合でスイスのポゼッション率は63%だった)。根気強く戦うことでボールを取り返すことに自信を持っていた。
攻撃面では、ズラタン・イブラヒモビッチがかつて持っていたワールドクラスのエッジに欠けるが、大きく強靭な体で、ゴールを決めるまでシュートを打ち続ける。
サンクトペテルブルクでの彼らのゴールには運も味方をした。エミル・フォルスベリのエリアの端からシュートは、ディフェンダーのマヌエル・アカンジを大きく弾いて、回転しながらネットに刺さった。
スタンドにいた黄色のシャツのサポーターたちは、イブラヒモビッチがワンダーストライクを放った時のように大歓声を上げた。ファンと同様に、アンデション監督は彼のチームの戦い方に対する批判に耳を貸そうとしない。
「我々は優れたチームです。これまで努力して勝利を手に入れて来ました。どうやってそれを成し遂げてきたかも分かっています」。アンデション監督は試合後の記者会見で述べた。「他のチームや国々が我々をどう思っているかは、彼らに聞いてください」。
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